中華料理から 油・健康と美容について考える
先日、テレビで中華料理店のシェフたちが集まる番組を観ていて、「 油と健康 」について改めて考えさせられる瞬間がありました。
番組に登場していたシェフの皆さんの顔を見ると、どの方も脂っぽく見えて毛穴が開いているように感じました。肌のくすみも目立ち、全体的に「老けた印象」があったのです。
和食の大将たちやパティシエ達が揃っていた時には、そのようには感じなかったんです。
なぜこんな違いがあるのか。
それは、料理に使う「 油 」とその「使い方」が関係しているのではないか??
中華料理の特性と 油 の使用
中華料理といえば、高温で揚げる・炒めるといった調理法が特徴的で、他の料理より油を多く使うことが知られています。さらに、中華料理店では業務用の大量の油を繰り返し使うこともあるため、場合によっては酸化が進んだ油が使われている可能性があります。
酸化した油が及ぼす影響
油が酸化すると、私たちの体にさまざまな悪影響を与えることが知られています。特に以下の2点が、美容や健康に大きな影響を及ぼします。
1. 活性酸素が発生する
酸化した油を摂取すると、体内で活性酸素が発生します。活性酸素は細胞を傷つける「酸化ストレス」を引き起こし、老化を促進する原因になります。これが肌のくすみやハリの低下など、美容面でも影響を及ぼすのです。
2. 糖化を助長する
酸化した油が体内の炎症を引き起こすことで、糖化のリスクも高まります。糖化とは、体内の糖分とタンパク質が結びつき、AGEs(終末糖化産物)という老化物質を作り出す現象のこと。これが肌の弾力を失わせ、黄ぐすみの原因になると言われています。
健康的な油選びを意識しよう
私自身、日常生活では「酸化しにくい油」を選ぶよう心がけています。健康や美容のために以下のような油を選ぶのもおすすめです。
- オリーブオイル
抗酸化作用のあるポリフェノールを含み、酸化に強いのが特徴です。(高温、揚げ物などには向かない) - ココナッツオイル
高温調理でも酸化しにくく、風味も良いため、幅広い料理に使えます。 - こめ油
トコトリエノールやγ‐オリザノール、ビタミンEなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。加熱安定性が高く、揚げ物や炒め物に適しています。
中華料理を健康的に楽しむために
中華料理は油を多用するものの食材や味付けの工夫が多彩で、私たちにたくさんの魅力を与えてくれます。大切なのは、「質の良い油を、適量使う」ことを意識すること。そして、普段の食生活でバランスをとることです。
例えば、自宅で中華料理を作るときには、新鮮な油を使い酸化を防ぐ工夫をするだけでも全く違います。また、外食を楽しむ際も、シェフの技をリスペクトしつつ、自分の健康を意識して適量を守ることがポイントです。
まとめ:日々の選択が未来を変える
私たちの体や肌は、毎日の小さな選択で作られていきます。
油の選び方や調理方法を少し変えるだけで、健康的で若々しい体を保つことができるのではないでしょうか。中華料理の魅力を楽しみながら、健康や美容を大切にする。そんなライフスタイルを目指していきたいですね。
少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!